系統的脱感作法
多汗症の治療法「系統的脱感作法」とは、特に手のひらの多汗症に効果がある治療法です。
手のひらの多汗症の場合、「汗をかきたくない!」と思って緊張してしまい、
そのせいでますます多汗症の汗が止まらなくなる、という悪循環に陥りがちです。
そこで、緊張とは正反対のリラックスした状態になり、多汗症の汗をおさえよう、
というのが系統的脱感作法です。
自分でリラックスした状態になるには、自律訓練法という、
多汗症にも関係している自律神経の動きをコントロールできるようにする方法を使います。
そして自律訓練法でリラックスできるようになったら、多汗症の治療法
「系統的脱感作法」へすすみます。
多汗症の治療法「系統的脱感作法」では、不安階層表というものを使います。
不安階層表とは、患者さんがこれまでに経験した緊張した場面を、面接や心理テ
ストなどによって記憶の中から掘り出し、その刺激の強さが小さいものから順
番に並べた表のことです。
不安階層表を使って、緊張度の低い場面から順番にイメージしていきます。
緊張して手に多汗症の汗をかく段階になったら、自律訓練法を
使い、自分でリラックスした状態をつくり、緊張をゆるめます。
そしてその段階で多汗症の汗が出ないようになったら、上の緊張段階にすすみ
同じことを繰り返していきます。
最終的には、一番上の緊張段階をイメージしても、リラックスして緊張をほぐし、
多汗症の汗がでないようにコントロールできるようになることが目標です。
こうした方法のひとつひとつを「脱感作」といい、ステップを踏んで順番にすすむの
で「系統的脱感作」と呼ぶそうです


